【導入事例①】高校でのパフォーマンステストとして代用例

【導入事例①】リスニング&スピーキングテストを1回のパフォーマンステストで実施した例

※本記事は、複数校でのヒアリング内容をもとに再構成した「想定事例」です。現場の先生方がイメージしやすいよう、一つの学校の導入例としてまとめています。

1. 背景:リスニングテストとスピーキングテストがバラバラ

○○高校(全日制・普通科)では、これまで定期考査ではリスニングテストのみ実施し、スピーキングは授業中の活動をもとにした観点別評価のみで運用していました。

しかし、

  • 「実際に声を出して話す力を、パフォーマンステストとして形にしたい」
  • とはいえ、録音や評価にかけられる時間が足りない
  • 観点別評価のルーブリックはあるが、採点のバラつきも気になる

といった課題がありました。そこで、リスニングとスピーキングの両方を1回で完結するテストとして実施できないか、という話から Shadow Speak の活用を検討し始めました。

2. 課題:観点別評価を「授業時間内」で回す難しさ

特に大きかったのは、観点別評価の負担です。

  • 「音声を一人ずつ聞いてチェックするのは現実的ではない」
  • 「採点基準はあっても、忙しいと“なんとなくの印象”で評価してしまう」
  • 「スピーキングテストのためだけに、授業1〜2時間を丸ごと使う余裕がない」

こうした理由から、やりたくてもできない状態が続いていました。

3. 解決策:Shadow Speak を使ったパフォーマンステストの設計

そこで○○高校では、Shadow Speak の

  • リスニング教材
  • シャドーイング/オーバーラッピング機能
  • AIによる発音・流暢さのスコアリング
  • Teacher Dashboard の集計機能

を組み合わせて、次のような1回完結型のパフォーマンステストを設計しました。

(1) テスト前:家庭学習でのリスニング練習

  • テストで使用する英文を、事前にリスニング教材として配信
  • 生徒は自宅や隙間時間に、アプリでオーバーラッピング → ディクテーション → シャドーイングを自由に練習
  • Teacher Dashboard からは、「再生回数」や「練習時のAIスコア」をざっくり確認

(2) テスト当日:教室でのパフォーマンステスト

  • 授業の前半を使って、クラス全員が同じタブレット画面からテストを受ける
  • 指定された課題を Shadow Speak の録音モードで実施
    • 指定箇所の音読を録音
    • アプリが自動でAIスコアを算出し、録音データも保存
  • 生徒はヘッドホン+マイク付きイヤホンを使用し、同時に録音しても他人の声が入らないよう配慮

(3) テスト後:Teacher Dashboard で観点別評価を補完

  • 教員側の画面では、各生徒のAIスコア(発音・流暢さ・語の正確さ)と録音データが一覧表示
  • 先生は、AIスコアを「発音」「流暢さ」の観点として参考にしつつ、必要な生徒だけ録音を聞き直して観点別評価表に最終判断を記入
  • すべての録音を最初から聞く必要がなくなり、チェック時間が大きく短縮

4. 実際にやってみて感じた変化

テストを実施した先生方からは、次のような声が聞かれました。

  • リスニングとスピーキングを1回のテストで評価できたのが良かった」
  • 「AIスコアがあるので、評価の“目安”を持った上で録音を聞けるのがラク」
  • 「事前に家庭学習で練習できるので、本番の不安が減った生徒が多かった

一方で、マイク付きイヤホンの準備や、テスト用のネットワーク環境の確認など、事前準備が必要な点も見えてきました。

5. まとめ:パフォーマンステストを“現実的な負担”で回すために

この事例から見えてきたポイントは次の3つです。

  1. リスニングとスピーキングをセットで設計する
  2. 家庭学習(アプリ練習)と教室でのパフォーマンステストをつなげる
  3. AIスコアを観点別評価の「補助線」として使う

Shadow Speak は、すべての評価を自動化するツールではなく、
「先生の観点別評価を、現実的な負担で回せるようにするための土台」として使っていただくことを目指しています。

「自校のパフォーマンステストでも使えそうか?」という視点で、ぜひ一度、授業やテストの流れをイメージしながら検討してみてください。